愛媛県庁第二別館新築工事

工事進捗状況

工事進捗状況 一覧

粉塵対策実施中!

2024.05.17

当工事は搬出入車両が県庁敷地内を横断する動線計画(条件)となっている。
一般の方も使用する通路となるので、粉塵でご迷惑を掛けないように対策をおこないながら工事を進めています。その一部をご紹介します!

①ハイウォッシャー

車両が場内外を出入りする為、タイヤに土が付き、場外の道路を汚してしまうことが多くあります。
特に念入りにハイウォッシャーでタイヤを洗っています!

②鉄板上タイヤ洗い設備

ハイウォッシャーで一台一台洗っていますが、労力もかかる為、車両が通行しながらでも洗える設備を作りました!
鉄板上に配管を配置し、一部に穴を空け、そこから水が噴水のように出る仕組みです。

③スイーパー

スイーパーは、大型の掃除機の事です。この現場では、軽トラックサイズのスイーパーを1台使用して
道路清掃を行っています。ブラシが2つ付いていて、濡れた道路でも使用できます!

④散水車

散水車は、主に道路上の清掃や粉塵抑制に用いています。
この現場では、小型の軽トラ散水車を使用しています。
車体の前後から水が噴射されるだけでなく、荷台にハイウォッシャーも付属しています。

⑤荷台飛散シート養生

現在、土工事で掘削・土砂搬出を行っています。
多くの人が通行する中を何十台も大型トラックが通行しています。
掘削土搬出時に粉塵の飛散がないように、すべての車両の荷台にシート掛けて搬出を行っています。

以上が現在この現場で行っている粉塵対策です。
土工事は7月頃まで行う予定です。
引き続き、現場内外を綺麗に保てるように、粉塵対策を行っていきます!

山留工事が終わり、渡り廊下の既製杭を施工しました

2024.04.22

1月中旬より施工開始したSMW山留工事が終わり、渡り廊下の既製杭を施工しました。
山留工事に使用した大型重機を使用しスクリュー部を組替えて施工しました。
下杭と上杭の接続はプレートとボルトの締め付けによって固定します。
接続部分に溶接を使用しない工法のため、天候に左右されず工事が実施できます。

最近の既製杭施工はモニターでリアルタイムの情報を見る事が出来るようになっています。
管理記録はすべての杭に対して行い施工データの記録漏れがありません。

SMW山留壁造成を手助けする地中障害撤去機器!

2024.03.14

この現場では、地中障害の種類・条件に合わせて撤去機器を使い分けしました。

①BG工法掘削機

BG工法掘削機とは自走式掘削機で、高トルクのロータリーヘッドと押し込み力の大きな削孔装置を備えた油圧式万能型大口径掘削機です。強力なトルクと押し込み力をもった、マルチ型基礎工事用機械で、ケーシング回転による切削力が強く、ケリーバーの先端に各種アタッチメント(オーガードリル・ドリリングバケット・コアチューブ等)を用途に応じて組み合わせる事により、硬質地盤・岩盤削孔及び既存杭や地中障害物の撤去等が効率よくできます。所定深度までの既存障害物撤去完了後、ケーシング内を良質土で埋め戻し、ケーシングを引き抜きます。
この現場では、BG工法掘削機は残置が必要な構造物際の障害物撤去に使用しました。

BG工法掘削機
BG工法掘削機2
BG工法掘削機3

BG工法掘削機

②CD工法掘削機(全旋回オールケーシング工法)

CD工法掘削機(全旋回オールケーシング工法)は、据置式の全旋回掘削機によりケーシングチューブを強力な高トルクで回転、圧入しながら、ハンマーグラブでケーシングチューブ内の土砂や障害物を排土撤去する工法です。
ケーシング先端のカッティングエッジに超硬チップを取り付けたカッタービットを装着し、全旋回掘削機にて回転させながらケーシングを圧入して鉄筋コンクリート等の地中障害物を破砕・切削しながらハンマーグラブにより除去し、その後ケーシング掘削孔内を良質土等で埋め戻します。
この現場では、CD工法掘削機は多段に障害物があり地中障害物が深い場所で使用しました。

CD工法掘削機
CD工法掘削機2
CD工法掘削機3

CD工法掘削機

現場DX化推進中!

2024.02.27

この現場では、DXを積極的に推進しています。
いくつか紹介します!

①デジタル朝礼看板・週間予定看板の設置

朝礼看板には毎日の作業予定を説明する為に図を表示したりします。
今までは、現場の配置図をA1サイズの紙に印刷して額縁の中に入れて掲示したりしてました。
しかし、雨に濡れてシワになったたり、大きさに限りがある為人数が多い場合見えにくい等の問題点がありました。
そこでこの現場ではデジタル看板を使っています。画面の大きさは109インチ(W2300×H1500程度)です。
iPadのデザリング機能を使って拡大もでき、とても便利です。

週間予定看板は、近隣の方々へ工事の予定をお伝えする為に掲示しています。
今までは、テプラを印刷してマグネットシートでくっつけたりと、1個1個作成し、アナログな方法でした。
この現場は、デジタル看板でPCで簡単に変更でき、また週間予定以外にも完成イメージ図やPR画像など 自由に掲載が可能です。

②WEBカメラの導入

WEBカメラは、180度の広角レンズタイプを1台、手のひらサイズの小型カメラを3台導入しています。
導入しているWEBカメラはスマホ・PC・iPadでリアルタイムで確認することができます。

180度の広角レンズタイプは第一別館屋上に設置しており、施工エリア全景の撮影を行っています。

現場の敷地全景がPCやスマートフォンから見れます。
この映像はYouTubeにもUPしているのでぜひご覧ください!

手のひらサイズの小型カメラは作業の様子の動画撮影だけでなく、写真撮影機能・通話機能もあります。

これらのWEBカメラがあることで、現場に行かなくても現場状況をリアルタイムで確認・共有する事ができ、業務効率化に繋がっています。

③ドローンの活用

この現場では、ドローンの免許を持っている職員が毎月2回ドローンを飛ばし、上空から全景写真を撮影しています。

全景写真を撮影する際、通常では近くの建物から撮影を行ったりしますが、工事が進み、建物の高さが高くなってくると全景が映らないなどの問題点がありました。
しかし、ドローンを活用することで、工事が進んでも真上から撮影ができます。
また、ドローンで撮影した写真と図面を組み合わせることで、スケール感がつかみやすく、説明資料や作業時の打ち合わせなどで役立っています!

④BIMの活用

BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称です。
コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現しており、施工時の検討等を行っています。
現在は①施工ステップBIM ②基礎配筋BIMの2種類を作成しています。
①②ともYouTubeにUPしているのでぜひご覧ください!  

①施工ステップBIM

②基礎配筋BIM

社会貢献活動実施中!

2024.02.19

社会貢献活動を積極的に実施しています。
最近行った活動をいくつか紹介します!

①クリーンアップ活動

2月11日(日)に行われた愛媛マラソンは県庁前がスタート地点になっています。
愛媛マラソンに先駆けて2月9日(金)に県庁前の歩道の清掃を実施しました。

1.クリーンアップ活動
2.クリーンアップ活動

枯葉・雑草のないきれいな歩道となり、総勢46名でゴミ袋37袋の成果をあげました。
クリーンアップ活動の参加賞には花粉症の方には必需品の現場で作ったポケットティシュを配布しました。

3.クリーンアップ活動
4.クリーンアップ活動
5.クリーンアップ活動
6.クリーンアップ活動

愛媛マラソン当日の様子です。1万人以上のランナーの方が参加されました。お疲れ様でした!

愛媛マラソンの様子

以下はクリーンアップ活動に参加頂いた企業の皆さんです。(五十音順)
ご協力ありがとうございました!  

㈱アート工藝社、㈱いろは、㈱伊予ブルトーザー建設、㈱クボタ建機リース、重松・日機・北四国JV、 四国通健・日電・近藤電設JV、㈱神野組、㈱SUGA、㈱テクノ重機、㈱松原水道工業所

②自動販売機の売り上げの一部を寄付

現場に設置した自動販売機の売り上げの一部が愛媛の森林基金・赤い羽根共同募金等に寄付されています。
愛媛の森林基金は愛媛県内の森林整備や緑化活動などに役立てられます。

8.自動販売機の売り上げの一部を寄付
9.自動販売機の売り上げの一部を寄付
10.自動販売機の売り上げの一部を寄付

③愛媛県産間伐材の利用

愛媛県産の間伐材を積極的に使用しています。

11.愛媛県産間伐材の利用
12.愛媛県産間伐材の利用

週間予定を表示しているデジタルサイネージ看板の額縁に使用しました。
県庁本館横通路と工事範囲を区画する為に設けた花壇のフレームに使用しました。
手前の背の高い花はいい匂いがするので、ぜひ匂ってみて下さい!

SMW山留工事が始まりました

2024.01.31

昨年12月の既存基礎解体工事も無事に終わり、次はいよいよSMW山留工事の始まりです。
杭打ち工事の時によく見かける大型重機を使用して地中部分にSMW山留壁を作っていきます。
SMW山留壁の芯材としてH形の鉄骨を掘削孔内にクレーンを使用して沈めていくのですが、沈めたH形の鉄骨は一体どうなるのでしょうか?

SMW山留壁とはセメント系懸濁液を、現位置土砂S(Soil)に、混合M(Mixing)させて現場造成された、壁体W(Wall)の略称です。
SMW専用に開発された特殊多軸オーガー機にて土中を削孔する際に、その先端よりセメント系懸濁液を吐出させて、掘削土砂と混合攪拌しながら、1セットの壁状の削孔混練を行い、現場造成のソイルセメント壁を造成し、各セットの端部を完全ラップさせることにより、一体の壁体を形成する工法です。

SMW山留壁造成状況 こんな感じです。