愛媛県庁第二別館新築工事

工事進捗状況

工事進捗状況 一覧

愛媛県庁第二別館のタワークレーン解体計画

2025.12.01

このホームページではタワークレーン1~3号機の組立てから解体について、組立て2回、クライミング2回、解体1回、紹介してきました!
最後にタワークレーン1~3号機の解体計画の全体像をご紹介します!

①ステップ

タワークレーン1号機の作業半径でしか施工できない箇所の足場の解体や、北側屋上に座る外調機等の設備機器設置を行い、当初より使用してきたタワークレーン2号機で解体を行いました。

②ステップ

1号機を解体したことで、空いたスペースに空冷チラー,室外機等の設備機器設置や、電気設備工事を行い、工事途中に設置したタワークレーン3号機で解体を行いました。

③ステップ

2号機を解体したことで、上空マイクロ波の都合で施工出来なかった躯体ダメ部分の工事を行い、地上に設置した移動式160tクレーンで解体を行いました。

最後に

東から順に行うクレーン解体計画にそって、屋上に設備機器を設置する計画を行いました。工事も計画通りに進捗し、タワークレーン計画のすべてが終了しました!
愛媛県庁第二別館のタワークレーン計画は、鉄骨建方と並行したフロアークライミング計画、屋上設備機器設置を見据えた屋上へのフロアークライミング計画、2号機解体の為の解体用3号機クレーン設置計画と盛りだくさんの検討が必要でした。
完工に向けて着々と工事が進んでいます!次は内部工事進捗状況をアップする予定としています。

”見せる現場”で教育に一役、建築を学ぶ生徒を受入れ現場見学会を開催中!

2025.10.30

当現場では昨年に引き続き、建築を学ぶ生徒を対象に現場見学会を開催しています。

『現場見学を行い建設業の魅力に触れ、将来の担い手を創造する』という趣旨のもと行っている見学会は、昨年より延べ290名の生徒(7回開催)を受入れる予定となっています。就職・進学する生徒関係なく、現場を見ることはいい経験になり、少なからず影響を与えているのではないかと考えています。

10/21 松山工業高校 建築科 2年生

10/27 松山工業高校 建築科 3年生

10/30 河原デザイン・アート専門学校 1.2年生

11/14 松山聖陵高校 建築科 2年生(予定)

足場解体作業!

2025.10.14

この愛媛県庁第二別館作業所は5月~10月の6か月間と短い期間でしたが、外部足場を設け外壁やサッシ廻りの施工を行ってきました!
7月下旬には東面の足場解体を行い、8月中旬~北面、8月下旬~西面、10月上旬~南面足場解体の順番で行いました。
今回は足場解体の様子を紹介します!

足場を解体する前に・・・

足場を解体する前に必ず足場解体前検査を行います。施工した外壁、サッシ、笠木、美装等に不備がないことをしっかり確認して解体を行います。
不備が後で見つかったりするともう一度足場を組むことになるので、足場解体前検査はとても大切な検査の一つです。

足場解体開始!

足場の解体方法は大別して2種類の方法があります。
使用できる揚重機の条件や周囲の作業環境によって選択します。

1つ目は(大ばらし)、クレーンを用いて足場をブロックで吊り上げ、地上まで吊り降ろした後に地上で部材ごとに解体する方法です。
主に、クレーン作業範囲内に解体する足場があり、クレーン吊り上げ能力が充分にある場合に選択します。

2つ目は(小ばらし)、足場上で部材ごとに解体し、解体した部材をクレーンもしくはリフトもしくは人力で降ろす方法です。
主に、クレーン作業範囲外に解体する足場があり、クレーンが設置できな等の理由がある場合に選択します。
この現場では、クレーンが届く端部の足場上に解体した材料を横持ち集積しクレーンで降ろしました。

足場解体作業は高所作業となり、非常に危険な作業です。
安全帯の使用や資材の落下防止措置を徹底し無事に怪我もなく足場解体作業はほぼ完了しました。

7月下旬~東面足場解体の状況写真

8月中旬~北面足場解体の状況写真

8月下旬~西面足場解体の状況写真

10月上旬~南面足場の解体状況写真

現在、足場解体も完了し、次工程の渡り廊下の工事~地下スロープの工事と竣工に向けて工事が進捗しています。

タワークレーン3号機の組立てを行いました!

2025.09.29

タワークレーンの解体方法は2つの方法に大別されます。

➀二人三脚で行う親亀子亀孫亀方式

②自分で解体を行う逆クライミング方式 

当現場は①二人三脚で行う親亀子亀孫亀方式で、親亀にあたるタワークレーン2号機を解体します。
今回は子亀にあたるタワークレーン3号機の組立てを行いました!
タワークレーン2号機を使ったタワークレーン3号機の組立ての様子をお届けします!

タワークレーン組立開始から使用開始までの流れ

1日目

タワークレーンは現場で組立てを行う為、各種部材の搬入から始まります。
1日目はタワークレーンを支えるベースの取付を行い1本マストを建てた後、上昇フレーム、カウンターフレームと旋回フレームのセットの取付けを行います。

2日目

2日目には運転席、旋回フレームとジブをつなぐためのA-フレームの取付けを行います。
午後からはジブの地組が始まります。

3日目

3日目は地組したジブの検査を受けます。
検査合格後ジブを取付け、各ワイヤーを張っていきます。
3日目の最後にはクライミングが始まります!

4日目

4日目も継続してクライミングを行い、自主検査及び荷重試験を行います。
荷重試験はテストウェイトを使用し、定格荷重の90%で「警報」、100%で「巻上」「伏」「高速巻下」が出来ないことを確認します。
テストウェイトは最大作業半径の25mで5.3t、15mで11.0tを揚重し、異常がないことを確認しました。

5日目

5日目は落成検査を受けます。
落成検査とは新設検査とも呼ばれ、新規に開設する各種設備に対し、法令に基づき設置工事の完成後に監督官庁が行う設備の検査です。
落成検査に無事合格したら工事での使用が開始となります!

まとめ

今回はタワークレーン3号機の組立てをお届けしました!
現場は来年1月の完工に向けて内装・外装共に工事が着々と進んでいます!
10月初旬にはタワークレーン2号機の解体を行います。
またホームページに上げるので、そちらも是非ご覧になってください!

壁が順次仕上がっています!

2025.09.15

内装工事が順調に進み、各所で壁が仕上がってきています。

1階:トイレ壁

プラスターボードの上に、両面テープと接着剤併用でメラミン不燃化粧板を張って仕上がりとなります。キッチン・トイレ・浴室など水廻りなどによく使われます。

3階:一般部壁

プラスターボードの凹凸にパテ処理を施して平滑にし、その上から塗装をして、仕上がりとなります。

12階:機械室壁

グラスウールボードを機械室の壁・天井にピンを溶着して取り付けていきます。グラスウールボードとは、グラスウールを高密度に加工したもので、優れた断熱性を持ち、音を吸収する特性がある為吸音性も優れています。

まだまだ内装工事は続き、これから仕上がっていく箇所も多くなってきますので、通行時・作業時に傷つけないよう細心の注意を払って、工事を進めてきたいと思います。

タワークレーンの解体を行いました!

2025.09.15

現在施工中の第二別館はタワークレーン2台使用し、工事を進めてきました。
「あの大きなタワークレーンをどうやって解体するの?」と疑問に思いますよね?
タワークレーン解体の流れについてまとめました!
今回はタワークレーン1号機の解体を2号機を使って3日間で行いました。

タワークレーンの解体の流れ

1日目

1日目はジブとA-フレームの解体から始まります。
ジブと呼ばれるタワークレーンの腕にあたる部分を解体用クレーンの2号機で吊った状態で、1号機の巻上げワイヤー、起伏ワイヤーを抜き取ります。次にブーム接合部のボルトを外すことでジブをクレーンより切り離すことができます。
その次にA-フレームを吊った状態でボルトを外しクレーンより切り離します。

2日目

2日目は最初に運転席を取り外します。
タワークレーンはエンジンで動く移動式のラフタークレーンとは違い電気で動きます。
そのため電気配線の処理も行わなければなりません。
次に、カウンターフレームと旋回フレームのセット、上昇フレーム、マストを取り外していきます。

3日目

3日目は最後に残ったベースやベースを乗せるための基礎部分を解体してタワークレーンの解体は完了です!
解体を行っていくうえでタワークレーンの解体範囲内の立入禁止措置,揚重,搬出等の解体計画をしっかり行い、無事に解体を終えることができました。

最後に

今回、普段見ることのできないタワークレーンの解体の流れについてまとめました!
9月中旬に一回り小さい解体用クレーン3号機を組み立てたのち、10月初旬にはタワークレーン2号機の解体を行います。
またホームページに上げるので、そちらも是非ご覧になってください!