タワークレーンの組み立てを行いました!
現在施工中の第二別館はタワークレーンを2機使用し、工事を進めていきます!
正式名称はクライミングクレーンと言い、その名の通り、自身の力で上に登って行くことから、「ビルを駆け上がる=クライミング」と名付けられました。
組み立てから使用可能になるまでには1機につき6日間もかかります!
タワークレーン組み立て開始から使用開始までの流れ
~1日目~
タワークレーンは現場で組み立てを行う為、各種部材の搬入から始まります。
そのため、1~3日目はタワークレーン組み立てに120tラフタークレーンを使用します。
120tラフタークレーンは特殊車両となるため現場に朝の5時半に搬入されます。
1日目はタワークレーンを支える伸縮架台の取付を行い1本マストを建てた後、フレーム関係の取り付けを行います。伸縮架台は約7tもあります!
~2日目~
2日目には朝一番で運転席を取り付けます!
タワークレーンはエンジンで動く移動式のラフタークレーンとは違い電気で動きます。
そのため電気配線も行わなければなりません。
次に、旋回フレームとジブをつなぐためのガントリーの取り付けを行います。
午後からはジブの地組が始まります。
~3日目~
3日目は2日目で地組したジブの検査を受けます。
検査に通らなければジブを取り付けることができません。
検査合格後ジブを取り付け、ワイヤリングを行います。
3日目の最後にはクライミングが始まります!
~4日目~
4日目も継続してクライミングを行います。
今回、マストは4.5mを2本、6mを5本、計7本使用し、伸縮架台から39mの高さまで上がることができます!
~5日目~
5日目は自主検査及び荷重試験を行います。
荷重試験はテストウェイトを使用し、定格荷重の90%で「警報」、100%で「巻上」「伏」「高速巻下」が出来ないことを確認します。
テストウェイトは最大作業半径の27mで10.0t、21.5mで13.0tを揚重し、異常がないことを確認しました。
~6日目~
6日目は落成検査を受けます。
落成検査とは新設検査とも呼ばれ、新規に開設する各種設備に対し、法令に基づき設置工事の完成後に監督官庁が行う設備の検査です。
落成検査に無事合格したら工事での使用が開始となります!