愛媛県庁第二別館新築工事

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SMW山留工事が始まりました

2024.01.31

昨年12月の既存基礎解体工事も無事に終わり、次はいよいよSMW山留工事の始まりです。
杭打ち工事の時によく見かける大型重機を使用して地中部分にSMW山留壁を作っていきます。
SMW山留壁の芯材としてH形の鉄骨を掘削孔内にクレーンを使用して沈めていくのですが、沈めたH形の鉄骨は一体どうなるのでしょうか?

SMW山留壁とはセメント系懸濁液を、現位置土砂S(Soil)に、混合M(Mixing)させて現場造成された、壁体W(Wall)の略称です。
SMW専用に開発された特殊多軸オーガー機にて土中を削孔する際に、その先端よりセメント系懸濁液を吐出させて、掘削土砂と混合攪拌しながら、1セットの壁状の削孔混練を行い、現場造成のソイルセメント壁を造成し、各セットの端部を完全ラップさせることにより、一体の壁体を形成する工法です。

SMW山留壁造成状況 こんな感じです。

城山の挙動”ひずみ”を見える化!

2024.01.15

県庁第二別館は城山の擁壁から非常に近い位置に建設する計画となっています。 地下工事で土砂災害を起こさない為にも、安全に工事を行う上で隣接した城山の挙動”ひずみ”を見える化することは非常に重要な事です。 その対策の一つで『擁壁および駐輪場挙動計測管理(自動追尾トータルステーション)』を採用し、自動計測データから城山の挙動を『ひずみ可視化デバイス』で確認出来るようにしています。

<概要資料>

愛媛県庁第二別館新築工事
擁壁および駐輪場挙動計測管理計画概要版D
~自動追尾トータルステーション~

1.業務概要

愛媛県庁第二別館新築工事に伴い、近接する松山城擁壁や既存駐輪場に複数の測点(プリズム)を設置し、トータルステーションを用いて計測することによって、各測点の3 次元変位を把握する。また、自動計測を行い、計測値がFEM 解析の管理値を超えた場合、工事関係者へ警報メールを発信し、安全に施工を進める。計測期間は障害置換工事前から新築擁壁完了までとする。

2.計測項目及び数量

計測項目計測機器数量備考
擁壁の挙動トータルステーション(TS)1台擁壁及び駐輪場の挙動計測用 TSは共有とし、測点プリズム が見通せる位置に設置する
プリズム8個
駐輪場の挙動トータルステーション(TS)1台
プリズム8個

3.計測機器の仕様

計測機器測定範囲測定精度測距精度変位換算時の実績精度
トータルステーション3~1000m
(カタログ上)
0.5″
(カタログ上)
1mm+2ppm
(カタログ上)
±2mm
(視準距離50m)
※実績制度は現場環境等による

○3 次元変位が把握できる
○各測点(プリズム)位置に信号線が不要なため設置が容易
○見通しが利けば、測定位置に制限がない
●雨、霧、陽炎など天候の影響を受ける
●測定距離に応じて誤差が大きくなる
●障害物等で見通しが利かないと測定不可
●電源AC100V が必要

4.計測機器の設置位置

図-1 計測機器設置図

写真-1 トータルステーション設置例

写真-2 プリズム設置例

5.計測システム

本自動計測システムは、トータルステーションにより擁壁及び駐輪場の挙動を三次元変位で計測し、FEM 解析の管理値と常時比較し、管理値超過の場合、警報メールを発信する仕様とする。
計測データは無線モバイル回線によりインターネットを介してデータサーバーにアップし、遠隔地において計測データの確認、ダウンロードが可能である。
計測間隔は16 測点(基準2 点を入れると計18 点)の場合、1 時間ピッチとする。
トータルステーションの具体的な設置場所等については、現地踏査終了後、工事関係者と協議の上決定する。

図-2 計測ステム図

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<設置状況,擁壁5・駐輪場9計測結果>

この資料をPDFで見る>

モンスターマシーンで既存基礎解体工事を行ってます

2023.12.19
解体工事
解体工事
解体工事

12月より既存基礎の解体工事を始めています。
解体重機は100トン級大型建物解体専用機(SK1000D)、アタッチメントはサイレントクラッシャーを使っての解体作業です。
目を見張るのは解体重機の大きさです。
機械総重量140t、先端のサイレントクラッシャーが9.6tになります。
解体専用重機なのでバケットを付ける事はありませんが、バックホー仕様にすると3.5m3クラスになります。
建築現場ではなかなか見る事の出来ないモンスターマシーンです。

解体作業中のクレーン車

先端のサイレントクラッシャーの横に立つとこんな感じになります。

起工式が執り行われました

2023.10.20
起工式あいさつ
起工式2
起工式3

去る令和5年10月20日(金)11時より、県庁敷地内で起工式が執り行われました。
当日は行政関係者、工事関係者約25人が工事の安全を祈願しました。
式典では中村知事より「明日の愛媛を担う本当に重要な拠点でございますので、工事関係者の皆さんには、安全に十分気を配りながら工事にあたってほしい」とお言葉を頂きました。