愛媛県庁第二別館新築工事

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免震建物!

2024.09.30

現在施工中の第二別館はB1階の柱の頭に免震装置がある、【柱頭免震】の建物となります!
今回は、この建物に使われる免震装置について紹介します!

~免震建物・免震装置とは~

免震とは、建物と地面を免震装置を介して切り離すことによって、地震力を建物に伝えにくくするものです。
今回の建物は、天然ゴム系積層ゴム支承と鉛プラグ挿入型積層ゴム支承の2タイプの免震装置を合計27箇所設置して建物を支えます。

天然ゴム系積層ゴム支承は、厚み5mmの天然ゴムと厚み4.4mmの内部鋼板を30層程度交互に重ねたものです。
天然ゴムは柔らかさによって地震動が伝わらないようにゆっくり揺れる効果があり、鋼板はその硬さによって建物の重さを支える効果がります。

鉛プラグ挿入型積層ゴム支承は、天然ゴム系積層ゴム支承の中心に直径200mmの純度99.99%の鉛プラグを挿入したものです。
鉛を挿入する事で減衰性能を備え持ち、建物の揺れを減らす役目を果たします。

これが免震装置を試験機に掛けている写真です。ゆれが起こった時このように黒のゴムの部分が変形します。

免震装置は11月下旬から取付け作業を行います。