朝礼広場で労働局長から全作業員に対して安全に関する呼びかけをして頂き、現場のパトロールを行いました。

画像をクリックすると動画をご覧いただけます。
今回はPCCWとECPの施工状況について紹介します。
この建物は、東西面がPCCW、南面がPCCW+ACW(アルミカーテンウォール)、北面がECPの外壁になります。
PCCW(プレキャストコンクリートカーテンウォール)については、以前の工事進捗状況の投稿(2025.4.16投稿)で紹介していますので、そちらをご覧ください。
先行施工(3日間)したのちに、本施工期間 20日間で最上階までPC版を取り付ける事が出来ました。
PC版を建起しする際には電動チェ―ブロックを使用して荷のバランスをとりPC版に偏った荷重を加えないようにしています。
重量物をタワークレーンで揚重しての取付作業になる為、クレーンオぺとの合図を的確に行い、慎重な作業が必要でした。日数を重ねていくうちに、作業スピードも早くなり、スムーズに取付作業を行っていく事ができ、1日の遅れもなく予定通りの施工となりました。
ECP(押出成形セメント板)とは、セメント・けい酸質原料および繊維質原料を主原料として、中空を有する板状に押出成形しオートクレーブ養生したパネルです。特徴として、軽量で高強度かつ、耐火性・耐久性・遮音性に優れており、また、施工性にも優れています。
ECP(押出成形セメント板)には、張り方が大きく分けて2種類あり、「縦張り」と「横張り」があります。今回この現場では「縦張り」と「横張り」共に採用し、縦張りはt75mmのフラットパネル、横張りは基板t60mmにリブ25mmがあるデザインパネルです。
5月中旬から施工がスタートし、今現在は6階の取付作業中です。7月上旬で最上階まで取付が完了する予定です。
外壁工事が順調に施工できており、これからは本格的に内装工事がメインとなります。
今後とも安全第一で現場を進めて参ります。
躯体工事が上階に上がっていくにつれ、下階では内装工事が本格的に始まっています。
その内装工事の中で、耐火被覆工事とアルミカーテンウォール工事の2つについて説明します。
「耐火被覆」とは、鉄骨造の骨組みを熱から守るために、耐火性、断熱性の高い材料で鉄骨を被覆することです。火災による倒壊を防止する役目を果たします。建物の主要構造部分となる鉄骨に耐火被覆を施します。
耐火被覆の工法には、”吹付けロックウール工法” ”巻き付け工法” ”耐火塗料工法” ”成形板張り工法” などの種類があります。その種類について簡単に説明します。
耐火被覆では主流となる工法です。水を混ぜて泥状にしたセメントとロックウールを同時に吹き付けるという工法です。
コストが安いだけでなく、施工時間も早いため、短時間で仕上げることができます。また、吹付けロックウール工法は、さまざまな材質や形状でも継ぎ目なく、必要な厚さが確保できます。
巻き付け工法とは、シート状になったロックウールを施工箇所に巻き付けて、専用ピンで固定する工法です。いくつかある工法の種類の中で、仕上がりが綺麗なこともメリットの一つです。
また吹き付け工法とは異なり、施工時に粉塵が少ないことから、作業現場を汚しません。
耐火塗料を鉄骨に直接塗る工法です。火災時には、塗膜を数十倍に発泡させ、断熱層を形成し、断熱層によって熱から鉄骨を守ります。
色を塗ることもできることから、エントランスといった人目につきやすい場所の施工に適しています。
ケイ酸カルシウムを原材料とした耐火被覆板を使用する工法です。柱や梁の周りに耐火被覆板を貼り付けます。
吹付けロックウール工法や巻付け工法に比べて、表面が平らで硬いことが特徴です。そのため、そのまま仕上げ用としても使用できます。
この現場では、吹付けロックウール工法(半乾式吹付け工法)、耐火塗料工法、成形板張り工法を使用箇所で使い分けて施工します。
現在は、吹付けロックウール工法(半乾式吹付け工法)を施工しています。施工範囲をシート等で養生し、材料が周囲に飛散しないよう作業を進めています。
カーテンウォールとは、その名の通り、カーテンのように空間を仕切る外壁です。カーテンウォールを用いることで建築物の重量の軽量化が可能になります。カーテンウォールは使用する素材によって、大きく次の2種類に分類されます。
この現場では、南面外壁は1階から11階までをデザインの異なる3タイプのアルミカーテンウォールで施工します。
現在1階~2階の施工を行っています。
「グッド!モーニング」内のコーナー『グッド!いちおし』で、当現場のYouTube映像タワークレーン(…
「グッド!モーニング」内のコーナー『グッド!いちおし』6月11日(予定):7時44分頃~(9分程度)…